ホーム > 遠藤彩見/著『キッチン・ブルー』


こんな食小説を待っていた!
書店員さんから賞賛の声ぞくぞく!!


彼(女)ら6人の人生の味がした。
どれも不思議で一風変わった珍味のような味わいだった。
舌が覚えてしまったので、早く次のをください。

(さわや書店フェザン店 松本大介さん)

食べものがでてくる本は、いつもほわっとしていて、食べたら心がなごんだ! 系が多いかと思いますが、この作品!! なんともいえない味付けです。
わかる、わかると思いながら読んでいたら、あーっ!!というオチで、いびつなハッピーエンドに、なんとなく、よしよし、と思いました。
「あー、美味しかった」だけのハッピーエンドもいいけれど、本当の人生は、こんなふうに山あり谷あり、ドラマあり、そして食がある。全部面白かったです!

(有隣堂本店 佐伯敦子さん)

いろんな種類の辛い、そして苦い香辛料がたっぷりときいた1冊
辛い辛い! と言いつつも、ついつい食べてしまうものといっしょで、ずんずんと読み進めて、あっというまに読み終えてしまった

(ジュンク堂書店新潟店 涌井有紀さん)

面白い! 何とも奇妙な、今まで味わったことのない小説
流行りのグルメ小説かと思いきや、アンチグルメ小説。
かつて作家の吉行淳之介が、「男女の食事をしているところを見れば、その仲の深さが分かる」といいましたが、もっと深いものもあるんですね。新境地です。
一番の日常である"食"がテーマであるだけに、ヴァリエーションに溢れていて、一作一作違うテイストが味わえます

(蔦屋書店イオンモール幕張新都心 清水簡さん)

人に薦めたくなる小説なんてウソでしょ、と読み始めましたが、その通りでした。
主人公たちのコンプレックスを抱えた姿、苦笑いをおこさせるような展開は、辛口のウィットを含んでいて、ショート映画を観ているようです。

(丸善丸の内本店 三瓶ひとみさん)

"食"ものという女子好きテーマの上に、文章のテンポがよく読みやすい! なおかつ読みやすすぎないところがいいです!

(MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 中村優子さん)

これは素敵なカフェで起こる心あたたまるいい話ではない。現代社会を生きる人々の悩みをすくいとった、しょっぱい食小説である。実際、人生甘いことより、塩辛い出来事のほうが多いものだ。だからこそ、毎日の食事を美味しいと思えるほど、幸せなことはないのかもしれない。

(成田本店みなと高台店 櫻井美怜さん)

新しい切り口から描かれた食小説に、改めて生きることと食べることの切れない関係について考え込んでしまいました。
おもしろ~い、その通り! と共感もしたり。いろんな人のいろんな気持ちを教えてもらうことができました。

(ジュンク堂書店広島駅前店 石田美智子さん)

「食べることは生きること」「食育」なんて言葉がありますが、ある種、食がプレッシャーになることも。「食事」が幸せを運んでくるとは決して限らないなぁと感じると共に、登場人物達の人間関係に大いに役立っているのもまた「食事」であることに気付く。私達が「活きる」ための食事がみつかる作品でした。

(今井書店錦町店 津田千鶴佳さん)

こんなごはん小説読んだことありません......!!
どの話もなかなかにリアル・それだけに苦みやハラハラを感じながら読んでいたのですが、読後にその苦みが残らないところがすごい。
それでいておいしそうなごはん描写も入っているのでバランスが絶妙でした。

(あおい書店中野本店 栗原苑子さん)

「食」についてのお話なのに、どのエピソードもドキリとさせられる。それはきっと、他人事じゃないから。
私たちは食べなくちゃ生きていけない。でもそれって、食べられるならなんでもいいってことと決してイコールではない。誰と食べるか。どこで食べるか。何を食べるか。そういうことが、私という人間を作っていくんだな。

(東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん)

素敵な本に出会えたときと、美味しいものを食べたときと、大好きなひとに会えたときの心の充たされ感って似ている。どれも泣けるほど嬉しい。幸せ!!

(有隣堂厚木店 宮嵜英里さん)

"ほろ苦ごはん小説"――ひとひねりもふたひねりもある展開が短編の中に仕掛けられていて、しかも、前向きになれる結末が用意されていて......うまいなあ、と思いました。
たかが食事、されど食事。生きていくために一番大切なものを気づかせてくれる小説ですね。

(平安堂長野店 町田佳世子さん)

食がテーマというだけでも興味深いのに、ひとつひとつの物語に様々な人生模様がからみあってひきこまれていく。先読みのしづらい展開も見事です。

(ブックショップ書楽 茂木信一さん)

最初のお話から、ラストに驚愕。この気持ち、いろいろな人に味わってほしいです!
食のコンプレックスに共感できるところがたくさんあり、切なくもなったのですが、ところどころに、心にしっとり残るいい言葉がちりばめられていて、心がじんわり充たされました。
楽しめて感動できるすばらしい小説でした!

(ブックエキスプレスエキュート品川サウス店 宮田博美さん)

どのお話も面白かったです!
がしっ! と胃袋......じゃなくて心を掴まれ、あっというまに読み終えていました

(丸善広島店 小林裕子さん)

読みながら、自分が結婚した当初を思い出した
あの頃私がつくる料理は、下手以前に、とにかく最低にマズかったと思う。二人暮らしを始めて環境が変わり、イライラを固めたような味だった。
ほどほどに手を抜くことを覚え、夫の食べた時の顔が蕩ける瞬間に幸せを感じるようになったのはいつからだろう。食は人を様々な意味で振り回す。だからこそ抗えないのだけれど。

(宮脇書店本店 藤村結香さん)

"人はお腹が空いていては幸せになれない" ――まさに生きることは食べること。
けれどもおいしいばかりが人生じゃない。
思いもよらない戦いの日々、ままならぬこの世の喜怒哀楽も、またスパイスだ。
心にじんわりと染みわたり、人生そのものを豊かにしてくれる物語
読めばきっと素直になれる......じっくりと味わいたい一冊!!

(三省堂書店営業企画室 内田剛さん)

どの話もあの『給食のおにいさん』の遠藤さんらしく、食の中枢神経をガツンと直接刺激されて、クラクラしてしまった
短編集としてあったら嬉しいオマケもしっかりついてきて、二度お得な気分になれました。

(啓文社ポートプラザ店 森田由美子さん)

美味しさだけじゃない、食に対する不安や恐怖の感情が不安定な恋模様とリンクして、ページをめくる手がとまりませんでした

(明文堂書店富山新庄経堂店 中根舞さん)

これは!! 読み終わった後、妙なすがすがしさが残った。「そう、生きるってこういうことですよね!」という気持ちがこみあげてきたのである。
美味しい料理はもちろん幸せだ。でもその幸せを当たり前と受け止める人間ばかりではないのだ。なんとなく、周りの人と合わせてしまう苦しさ。おかしさ。その表現力!
遠藤彩見、すばらしい!! 駅前で手渡しで配りたいような物語!!

(大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん)

食卓につまった様々な気持ちが見事に描かれています。
ブルーだけど、ハッピーエンドってうれしいですよね。

(ジュンク堂書店大宮高島屋店 江原正和さん)

生きるために食べることから逃れられない私たちの、本当にリアルな食小説でした。

(ジュンク堂書店松山店 藤原郁恵さん)

ありそうでなかなかない設定。登場人物の姿がたくましく、応援したくなった。

(有隣堂東急プラザ戸塚店 高橋美羽子さん)

構成がしっかりしていて、短編なのに読みごたえがありました

(紀伊國屋書店富山店 吉瀧麻依子さん)

食事から生まれる人とのかかわり、こめられた思い......。普段なにげなく、当たり前のようにしていた食事、家族や友人などとかこむ食卓が、どれだけ大切で、どれだけ幸せなことなのかを感じました。
大人に読んでもらいたい一冊です!

(ジュンク堂書店秋田店 齋藤明子さん)

おすすめされて読んだらとても面白くて、思わず二度、三度と読み返してしまいました

(BOOKSなかだ 牧野有希子さん)

「食」小説と聞いてまず思い浮かぶのは、おいしそうな料理にほっこり癒される自分の姿......。
しかし今作は、食とコンプレックスが絡めて描かれており、これまでの「おいしい」小説とは一味もふた味も違っています!
「次はどんな食の悩みが!?」と箸がとまらない勢いで読んでしまうこと間違いなし
です!!

(旭屋書店なんばCITY店 義盛理恵さん)

ああ、「ごはん」って大事だ!
どの話も「あ~~~!!」とか「うんうん」とか、「なるほど」ばかり言ってました。
これは、男の人に読ませたい本です。

(紀伊國屋書店広島店 藤井美樹さん)

食べることは、いつも楽しみなことだと思っていたけれど、それがそうではなくとも、生きている上での楽しさも苦しさもすべて、食べることにつながっているんだと感じました。

(紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん)

目の前でドラマかミニフィルムが上映されているかのような臨場感で、ぐいぐい引き込まれます。
生きることから決して引きはなせない"食"をテーマにした、まったく新しいエンタテイメント小説の登場です。

(匿名希望)

悩みも痛みもひっくるめて、私たちは生きるために食べる。
どんなことがあっても、食べるという行為を避けては通れない。
生きていくうえで切っても切れない食が、人の心と関連付けられて様々に描かれていて、とてもリアルに感じられた。

(カルチャーシティ平惣小松島バイパス店 武藤真奈さん)

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