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チーム僕僕からのおしらせ――(他社ですけど)仁木先生の新作、二つも登場!

ひさしぶりですみません。
この夏はすごーく大忙しだと主張し続けていた仁木先生。編集者というのはだいたい猜疑心の固まりなので、先生の身体にGPS発信機を埋め込みたいもんだと密かに思っていたNですが、すみません……私が悪うございました。先生が熱心に働いていたのは本当みたいです。
この10月には、なんとっ! 仁木先生の新刊が二作も刊行されるんです(他社ですけどね)。


まずは10月7日に朝日新聞出版さんから文庫版書き下ろしで発売された『朱温』(上・下)。すごいよね~、上下巻だもんね。
朱温というのは、唐王朝を滅ぼした人物とされる朱全忠のことなのですが、Nがいままでボンヤリと抱いていた悪人っぽいイメージがいかに中途半端なものだったかを思い知りました。とにかく、一人の男の子が歴史の大きなうねりの中で精一杯生き抜く姿が美しい。それに、宿命の前で人間の一生はとても切ない。
サクサク読めて、楽しい気持ちがガッツリ残るという、これはエンターテインメントの王道ですな。


それから、10月27日には講談社さんから単行本で『千里伝』という作品も発売されます。
これは女神・西王母の祈りを受けた三人の少年たちが、未曾有の危機に瀕した天地を旅するヒロイック・ファンタジーみたいです。スケール、でかっ……。講談社さんのサイトに飛ぶと、かっこいい動画も見られます。


もうね、版元がどこだとかセコいことは言わないで、他社の作品だろうが何だろうが、仁木先生の作品の面白さを一人でも多くの方に知って頂くことが重要ですよ。


とはいえ、『僕僕先生』の第四巻も来年三月には刊行ですよ~!!

2009年10月23日