ホーム > 僕僕先生―ぼくぼくステーション― > チーム僕僕からのおしらせ――僕僕先生シリーズの最新短編、掲載!

チーム僕僕からのおしらせ――僕僕先生シリーズの最新短編、掲載!

みなさまこんにちは、Nです。
今年も残すところあと二カ月、早いですねえ……。


さて、本日は僕僕先生シリーズ最新短編のお知らせです。
現在発売中の「小説新潮」最新号(11月号)の特集は、「ファンタジーセラー」。新潮社が後援する日本ファンタジーノベル大賞の歴代受賞者たちが、腕によりをかけた新作短編小説を発表しています。



今年受賞の紫野貴李さんと石野晶さんの受賞第一作(受賞作も11月に単行本発売)や、昨年の大賞受賞者・遠田潤子さん、他にも畠中恵さん、森見登美彦さん、堀川アサコさん、宇月原晴明さんたちが加わった豪華ラインナップは、ちょっとこれすごいじゃないの!

で、我らが仁木大先生の短編も、もちろんこの特集に載っている。
タイトルは「雷のお届けもの 僕僕先生」。『薄妃の恋』で登場したやんちゃな雷小僧・ちゃんと、現在は雷神修行中の董虔くんの物語なんです。
雷神と人間の立場を越えて大親友となった二人ですが、ある日、董虔くんは雷神の王から責任重大な任務を命じられる。そんなのまだ無理だよと気が気でないちゃんは、董虔くんの手助けを申し出るのですが……。


読み終わって、相手を本当に思いやるとはどういうことか、しみじみ考えてしまった作品でした。友情って奥深いなあー。


でも、これって幼稚園に遅刻ギリギリなのに「一人で出来る!」と主張するコドモの着替えを手伝うべきなのかとか(つい手伝っちゃうんですよね、イライラするから)、そういう問題でもあるんだな。
まあ、いろいろ面白かったということです。ぜひ!


ところで僕僕先生の単行本第五弾も、来春刊行に向けて着々と準備中です。
千里伝 時輪の轍』(講談社)、『李嗣源』(朝日文庫)と新刊続々の仁木大先生、絶好調で驀進中!!

2010年11月 1日