ササメユキ1
細雪〔上〕


谷崎潤一郎

鶴子、幸子、雪子、妙子、関西上流階級に生を享けた美しき四姉妹。

大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻。三女の雪子は姉妹のうちで一番の美人なのだが、縁談がまとまらず、三十をすぎていまだに独身でいる。幸子夫婦は心配して奔走するが、無口な雪子はどの男にも賛成せず、月日がたってゆく。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-100512-6
C-CODE : 0193
整理番号 : た-1-9
発売日 : 1955/11/01

文学賞
第1回 毎日出版文化賞 文学・芸術部門


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谷崎潤一郎
タニザキ・ジュンイチロウ

(1886-1965)東京・日本橋生れ。東大国文科中退。在学中より創作を始め、同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊。同誌に発表した「刺青」などの作品が高く評価され作家に。当初は西欧的なスタイルを好んだが、関東大震災を機に関西へ移り住んだこともあって、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的な日本語による美しい文体を確立するに至る。1949(昭和24)年、文化勲章受章。主な作品に『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『細雪』『陰翳礼讃』など。


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