ホーム > 書籍詳細:本居宣長〔下〕

本居宣長〔下〕

小林秀雄/著

880円(税込)

発売日:1992/05/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

情(こころ)でなければ「もののあはれ」は知り得ない――。人生の性質情状(アルカタチ)に触れる本。

「もののあはれ」の説は、単に「源氏」研究の学説に留まるものではなかった。宣長において、それは、実人生の情(こころ)を論じる際にも一貫していた。ひらすら宣長の肉声に耳を傾けながら、その徹底した学問と人生の態度を味わい、いかに生くべきかを究めた本書は、同時に現代最高の知性、小林秀雄の思索の到達点でもあった。本篇刊行後に上梓された「本居宣長補記」を併録する待望の文庫版。

書誌情報

読み仮名 モトオリノリナガ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 480ページ
ISBN 978-4-10-100707-6
C-CODE 0110
整理番号 こ-6-7
ジャンル 哲学・思想、ノンフィクション
定価 880円
電子書籍 価格 825円
電子書籍 配信開始日 2013/05/03

作家自作を語る

【収録時期】1983(昭和58)年4月

著者プロフィール

小林秀雄

コバヤシ・ヒデオ

(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。2002(平成14)年から2005年にかけて、新字体新かなづかい、脚注付きの全集『小林秀雄全作品』(全28集、別巻4 )が刊行された。

関連書籍

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

小林秀雄
登録
哲学・思想
登録

書籍の分類