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人気作家十名が、それぞれの「忘れえぬ夢」を綴る名アンソロジー。一夜に一篇。

眠れなくなる 夢十夜

阿刀田高/著、あさのあつこ/著、西加奈子/著、荻原浩/著、北村薫/著、谷村志穂/著、野中柊/著、道尾秀介/著、小池真理子/著、小路幸也/著

497円(税込)

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発売日:2017/01/01

読み仮名 ネムレナクナルユメジュウヤ
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-101051-9
C-CODE 0193
整理番号 な-1-51
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 497円

あなたにも、「忘れられない夢」がありますか。見知らぬ橋で、いつか訪れるはずの誰かを待つ男。父親から命を受けた幼い息子が赴く上総の海。今際の際に現れた、思い出を食べる伝説の動物――。100年の時を超え、夏目漱石『夢十夜』にインスパイアされた10名の人気作家が紡ぐそれぞれの夢物語。「こんな夢を見た」の名文句に始まる珠玉の10篇を編み込んだ、儚くも美しい、夢アンソロジー。

著者プロフィール

阿刀田高 アトウダ・タカシ

1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『知的創造の作法』『アンブラッセ』『地下水路の夜』など著書多数。

あさのあつこ アサノ・アツコ

1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞を受賞。著書は『NO.6』シリーズ、『The MANZAI』シリーズ、『ぬばたま』、『たまゆら』、『グラウンドの空』など多数。

西加奈子 ニシ・カナコ

1977(昭和52)年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004(平成16)年に『あおい』でデビュー。翌年、1 匹の犬と5人の家族の暮らしを描いた『さくら』を発表、ベストセラーに。2007年『通天閣』で織田作之助賞を受賞。2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞受賞。その他の小説に『窓の魚』『きいろいゾウ』『うつくしい人』『きりこについて』『炎上する君』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『地下の鳩』『ふる』など多数。

荻原浩 オギワラ・ヒロシ

1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。1997(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を、2014年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞受賞を、2016年『海の見える理髪店』で直木三十五賞を受賞。著作に『ハードボイルド・エッグ』『神様からひと言』『僕たちの戦争』『さよならバースディ』『あの日にドライブ』『押入れのちよ』『四度目の氷河期』『愛しの座敷わらし』『ちょいな人々』『オイアウエ漂流記』『砂の王国』『月の上の観覧車』『誰にも書ける一冊の本』『幸せになる百通りの方法』『家族写真』『冷蔵庫を抱きしめて』『金魚姫』『ギブ・ミー・ア・チャンス』など多数。

北村薫 キタムラ・カオル

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学では、ミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、1989年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『スキップ』『ターン』『リセット』『盤上の敵』『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『月の砂漠をさばさばと』『ひとがた流し』『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)『語り女たち』『1950年のバックトス』『いとま申して 「童話」の人びと』『慶應本科と折口信夫 いとま申して2』『飲めば都』『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』などがある。読書家として知られ、『詩歌の待ち伏せ』『謎物語』『ミステリは万華鏡』『読まずにはいられない 北村薫のエッセイ』『書かずにはいられない 北村薫のエッセイ』など評論やエッセイ、『名短篇、ここにあり』『名短篇、さらにあり』『とっておき名短篇』『名短篇ほりだしもの』『読まずにいられぬ名短篇』『教えたくなる名短篇』(宮部みゆきさんとともに選)などのアンソロジー、新潮選書『北村薫の創作表現講義』、新潮新書『自分だけの一冊 北村薫のアンソロジー教室』など創作や編集についての著書もある。

谷村志穂 タニムラ・シホ

1962(昭和37)年、札幌市生れ。北海道大学農学部で動物生態学を専攻。1990(平成2)年、ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』で、女性を中心に大きな支持を集める。1991年、『アクアリウムの鯨』を発表し、小説家としてデビュー。2003年、『海猫』で、島清恋愛文学賞を受賞。『十四歳のエンゲージ』『シュークリアの海』『アイ・アム・ア・ウーマン』『黒い天使になりたい』『余命』『黒髪』『雪になる』『みにくいあひる』『スノーホワイト』『冷えた月』『いそぶえ』『ボルケイノ・ホテル』などの作品がある。

野中柊 ノナカ・ヒイラギ

1964年生まれ。立教大学法学部卒業後、渡米。1991年、ニューヨーク州在住時に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。『アンダーソン家のヨメ』『チョコレット・オーガズム』『ダリア』などアメリカでの暮らしを題材にした作品のほか、小説に『ジャンピング☆ベイビー』『あなたのそばで』『きみの歌が聞きたい』『このベッドのうえ』『昼咲月見草』『彼女の存在、その破片』『公園通りのクロエ』など、エッセイ集に『食べちゃえ! 食べちゃお!』、『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ(絵・長崎訓子)、『ようこそ ぼくのおともだち』(絵・寺田順三)、『赤い実かがやく』(絵・松本圭以子)など著書多数。また、『お馬鹿さんなふたり』(レベッカ・ブラウン著)、『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン著)など翻訳も手がける。

道尾秀介 ミチオ・シュウスケ

1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。2007年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、2009年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。2010年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。2011年『月と蟹』で直木賞を受賞。ほかに、『向日葵の咲かない夏』『片眼の猿』『ノエル』『貘の檻』『透明カメレオン』『スタフ staph』『サーモン・キャッチャー the Novel』などの作品がある。

小池真理子 コイケ・マリコ

1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。1996(平成8)年『恋』で直木賞、1998年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、『無花果の森』で2011年度芸術選奨文部科学大臣賞、2013年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞した。代表的な長編作品に『狂王の庭』『虚無のオペラ』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』『ストロベリー・フィールズ』がある一方、短編の名手としても知られ、『水無月の墓』『夜の寝覚め』『雪ひらく』『玉虫と十一の掌篇小説』『Kiss』といった短編集も多数発表している。また、エッセイ集に『闇夜の国から二人で舟を出す』などがある。

小路幸也 ショウジ・ユキヤ

北海道生れ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。2003(平成15)年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞してデビュー。著書に「東京バンドワゴン」シリーズ、『うたうひと』『空へ向かう花』『わたしとトムおじさん』『ブロードアレイ・ミュージアム』『リライブ』『荻窪 シェアハウス小助川』ほか多数。

目次

阿刀田高 夢一夜
あさのあつこ 厭だ厭だ
西加奈子 小鳥
荻原浩 長い長い石段の先
北村薫 指
谷村志穂 こっちへおいで
野中柊 柘榴のある風景
道尾秀介 盲蛾
小池真理子 翼
小路幸也 輝子の恋

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