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ひとは過ちをどこまで、赦せるのだろう。不義の子・謙作の魂の昇華を描破した、日本近代文学の最高峰。

暗夜行路

志賀直哉/著

961円(税込)

本の仕様

発売日:1990/03/15

読み仮名 アンヤコウロ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-103007-4
C-CODE 0193
整理番号 し-1-7
ジャンル 文芸作品
定価 961円

祖父と母との過失の結果、この世に生を享けた謙作は、母の死後、突然目の前にあらわれた祖父に引きとられて成長する。鬱々とした心をもてあまして日を過す謙作は、京都の娘直子を恋し、やがて結婚するが、直子は謙作の留守中にいとこと過ちを犯す。苛酷な運命に直面し、時には自暴自棄に押し流されそうになりながらも、強い意志力で幸福をとらえようとする謙作の姿を描く。

著者プロフィール

志賀直哉 シガ・ナオヤ

(1883-1971)宮城県石巻町生れ。学習院高等科を経て東京帝国大学文学部中退。在学中に武者小路実篤、里見弴、有島武郎、柳宗悦らと同人雑誌「白樺」を創刊。自我の絶対的な肯定を根本とする姿勢を貫き、父親との対立など実生活の問題を見据えた私小説や心境小説を多数発表。1949(昭和24)年、文化勲章受章。主な作品に『和解』『城の崎にて』『暗夜行路』など。

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