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山椒魚

井伏鱒二/著

539円(税込)

発売日:1948/01/19

  • 文庫
  • 電子書籍あり

孤独は味方だ。ユーモアという武器で世界の絶望と闘った作家の大傑作。

老成と若さの不思議な混淆、これを貫くのは豊かな詩精神。飄々として明るく踉々として暗い。本書は初期の短編より代表作を収める短編集である。岩屋の中に棲んでいるうちに体が大きくなり、外へ出られなくなった山椒魚の狼狽、かなしみのさまをユーモラスに描く処女作「山椒魚」、大空への旅の誘いを抒情的に描いた「屋根の上のサワン」ほか、「朽助のいる谷間」など12編。

目次
山椒魚
朽助のいる谷間
岬の風景
へんろう宿
掛持ち
シグレ島叙景
言葉について
寒山拾得
夜ふけと梅の花
女人来訪
屋根の上のサワン
大空の鷲
井伏鱒二 人と文学 河盛好蔵
『山椒魚』について 亀井勝一郎
年譜

書誌情報

読み仮名 サンショウウオ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-103402-7
C-CODE 0193
整理番号 い-4-2
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2014/04/11

著者プロフィール

井伏鱒二

イブセ・マスジ

(1898-1993)広島県生れ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変え、1917(大正6)年早大予科に進む。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど、受賞多数。1966年、文化勲章受賞。

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