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牛肉と馬鈴薯・酒中日記

国木田独歩/著

605円(税込)

発売日:1970/06/02

  • 文庫

「近代的短編小説の創始者」の名短編。恋愛に挫折して泣く不器用な男。独歩って、君みたいなんだ。

近代的短編小説の創始者独歩の中・後期の名作を収録。理想と現実との相剋を超えようとした独歩が人生観を披瀝する『牛肉と馬鈴薯』、酒乱男の日記の形で人間孤独の哀愁を究明した『酒中日記』、生き生きとした描写力を漱石がたたえた『巡査』、ほかに『死』『富岡先生』『少年の悲哀』『空知川の岸辺』『運命論者』『春の鳥』『岡本の手帳』『号外』『疲労』『窮死』『渚』『竹の木戸』『二老人』。

書誌情報

読み仮名 ギュウニクトバレイショシュチュウニッキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-103502-4
C-CODE 0193
整理番号 く-1-2
ジャンル 文芸作品
定価 605円

著者プロフィール

国木田独歩

クニキダ・ドッポ

1871(明治4)年、下総銚子生れ。山口県に育つ。東京専門学校中退後新聞記者などを経て、1897年田山花袋らとの合著『抒情詩』で詩人として出発。次いで、1901年短編小説集『武蔵野』を刊行。自然の中に人事を見つめる小説家へと転身した。その後発表した『牛肉と馬鈴薯』『春の鳥』は自然主義文学の先駆として迎えられた。1908年茅ヶ崎で死去。没後、『欺かざるの記』刊行。

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