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【東大法学部生】超エリート青年が挑んだ破滅的遊戯。実在事件に着想を得た、シニカルな青春物語。

青の時代

三島由紀夫/著

497円(税込)

本の仕様

発売日:1971/07/15

読み仮名 アオノジダイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-105020-1
C-CODE 0193
整理番号 み-3-20
ジャンル 文芸作品
定価 497円

地方の名家に生れた川崎誠は、父への反感を胸に徹底した合理主義者として一高、東大へと進むが、ある日大金を詐欺で失った事から今度は自分で金融会社を設立する。それはうまく行くかに思われたが……。戦後世間を賑わした光クラブ社長の自殺に至る波瀾にみちた短い生涯を素材にして、激しい自己反省癖と自意識過剰の異様で孤独な青春を描いて作者独自のシニシズムに溢れる長編。

どういう本?

タイトロジー
(タイトルを読む)
「僕は疑わない人間の物語を書くつもりだよ。それが実に扱いにくい主題だということは、こいうわけだ。全てを疑えば哲学者になって書斎に引き籠れるし、全てを疑わなければ下積の幸福が味わえる。ところがこの主人公は自分で疑う範囲を限定しておいて、それだけを疑うのだ。従って彼の行動は青写真の範囲を決して出ないし、青写真を破ることもできず、そうかと言って、青写真の作製をやめることもできないのだ。しかしたとえば、彼は真理や大学の権威を疑っていない。疑わない範囲では、彼はしばしば自分でも気のつかない卑俗さを露呈する。ところが滑稽なことは、疑わない範囲の彼の卑俗さが、疑っている範囲の彼のヒロイックな行動に、少なからず利しているかもしれない点だ。(中略)」(本書3〜4ページ)

著者プロフィール

三島由紀夫 ミシマ・ユキオ

(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

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