ムロウサイセイシシュウ
室生犀星詩集


室生犀星 福永武彦

父は死亡、母は失踪――。過酷な日々を経て、青年は美しい詩に辿りつく。

“愛と土とを踏むことはうれしい”生後間もなく生母の懐ろを離れ、貧しい養家で育てられた犀星は、一人の生活人として自ら苦しみ、自ら求め、その感情を詩に託して赤裸々に告白し続けた。短い詩型に凝縮された抒情は、口語と文語との融和の上に生れた独特のリズムに乗って、詩を愛する人の心に静かに沁み入る。生涯に公刊された24冊の詩集から代表的な作品187編を収める。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-110307-5
C-CODE : 0192
整理番号 : む-2-6
発売日 : 1968/05/10


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室生犀星
ムロウ・サイセイ

(1889-1962)石川県金沢市出身。私生児として生まれ、僧侶の養子となるが、貧窮のため12歳で裁判所の給仕となり、働きながら文学を志す。萩原朔太郎らの知遇を得、1918(大正7)年に処女詩集『愛の詩集』、第二詩集『抒情小曲集』を刊行、詩壇の地位を確立する。翌年には小説『性に眼覚める頃』を発表し、小説家としても一家を成した。主な作品に、『あにいもうと』『杏っ子』などがある。



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