キリノハタ
霧の旗


松本清張



殺人容疑で捕えられ、死刑の判決を受けた兄の無罪を信じて、柳田桐子は九州から上京した。彼女は高名な弁護士大塚欽三に調査を懇願するが、すげなく断わられる。兄は汚名を着たまま獄死し、桐子の大塚弁護士に対する執拗な復讐が始まる……。それぞれに影の部分を持ち、孤絶化した状況に生きる現代人にとって、法と裁判制度は何か?を問い、その限界を鋭く指摘した野心作である。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-110920-6
C-CODE : 0193
整理番号 : ま-1-20
ジャンル : 小説
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
発売日 : 1972/02/01

テレビ化
「生誕100年2週連続松本清張スペシャル『霧の旗』」
2010年3月放映



580円(定価) [在庫なし]


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松本清張
マツモト・セイチョウ

(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。


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