クモノボヒョウ
雲の墓標


阿川弘之

青年たちは何を想い散ったのか。史上最悪の戦術の犠牲となった特攻兵の清廉な魂を描く。昭和文学の金字塔。

太平洋戦争末期、南方諸島の日本軍が次々に玉砕し、本土決戦が叫ばれていた頃、海軍予備学生たちは特攻隊員として、空や海の果てに消えていった……。一特攻学徒兵吉野次郎の日記の形をとり、大空に散った彼ら若人たちの、生への執着と死の恐怖に身をもだえる真実の姿を描く。観念的イデオロギー的な従来の戦争小説にはのぞむことのできなかったリアリティを持つ問題作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-111002-8
C-CODE : 0193
整理番号 : あ-3-2
発売日 : 1958/07/22


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阿川弘之
アガワ・ヒロユキ

1920(大正9)年広島県生まれ。東大国文科を繰上げ卒業、海軍に入り、中国で終戦。戦後、志賀直哉に師事し、『春の城』、『雲の墓標』、『山本五十六』『米内光政』『井上成美』の海軍提督三部作などがある。『食味風々録』は読売文学賞受賞作品。1999年に文化勲章を受章。


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