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梅雨将軍信長

新田次郎/著

649円(税込)

発売日:1979/11/25

  • 文庫
  • 電子書籍あり

信長が飛躍するのはいつも雨の時季だった。「歴史」を見る目を変える異色歴史小説。全9編。

織田信長は、土砂降りの桶狭間を急襲して今川義元を倒し、雨の晴れ間を狙って長篠に武田勝頼を破った。大勝するのはいつも雨の時季。その陰には「気」を見る男がいた――。表題作の他、算法に惹きつけられた侍たちの悲劇を描いた「算士秘伝」、言い争いから富士登山に挑むことになった大奥下女の物語「女人禁制」など、自らも科学、技術、山岳の人であった著者の異色歴史小説全9編。

目次
梅雨将軍信長
鳥人伝
算士秘伝
灯明堂物語
時の日
二十一万石の数学者
女人禁制
赤毛の司天台
隠密海を渡る
解説 尾崎秀樹

書誌情報

読み仮名 ツユショウグンノブナガ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 448ページ
ISBN 978-4-10-112219-9
C-CODE 0193
整理番号 に-2-19
ジャンル 歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 649円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/11/01

著者プロフィール

新田次郎

ニッタ・ジロウ

(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。

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