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燃えあがる緑の木―第一部 「救い主」が殴られるまで―


大江健三郎

ノーベル文学賞受賞の渦中に発表された長編三部作。 大江健三郎は、どんな神の名も口にしない「救い主」を、その読書の深みから生み出した。(渡辺広士)

百年近く生きたお祖母ちゃん(オーバー)の死とともに、その魂を受け継ぎ、「救い主」とみなされた新しいギー兄さんは、森に残る伝承の世界を次々と蘇らせた。だが彼の癒しの業は村人達から偽物と糾弾される。女性へと「転換」した両性具有の私は彼を支え、その一部始終を書き綴っていく……。常に現代文学の最前線を拓く作者が、故郷四国の村を舞台に魂救済の根本問題を描き尽くした長編三部作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-112618-0
C-CODE : 0193
整理番号 : お-9-18
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 1998/01/01


620円(定価) [在庫なし]


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大江健三郎
オオエ・ケンザブロウ

1935(昭和10)年、愛媛県生れ。東京大学仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、1958年「飼育」で芥川賞を受賞。以後、常に現代文学の最先端に位置して作品を発表する。1994(平成6)年、ノーベル文学賞受賞。主な作品に『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『新しい人よ眼ざめよ』『懐かしい年への手紙』『人生の親戚』『燃えあがる緑の木』『取り替え子(チェンジリング)』『美しいアナベル・リイ』『水死』等がある。


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