ゲンジモノガタリ03
源氏物語〔三〕


円地文子

紫式部の無常の思いが時を超えて伝わってくる――山本淳子(京都学園大学教授)。至高の名訳、円地源氏。源氏物語千年紀。

太政大臣に任ぜられ、公には弟だが本当は長男である冷泉帝の後見を務める光源氏。その源氏の許へ、運命の力で引き寄せられた、天涯孤独の美女・玉鬘。彼女を巡る恋の駆引き、源氏の娘・明石の姫君、息子・夕霧の結婚、源氏の破格の大出世を、登場人物の心の綾に、花鳥風月を絡めて描き上げる。死と宿命に司られた物語の中にあって、最も祝祭感に満ちた、華麗な場面が繰り広げられる。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-112718-7
C-CODE : 0193
整理番号 : え-2-18
発売日 : 2008/10/01


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円地文子
エンチ・フミコ

(1905-1986)東京生れ。国語学者・上田萬年の次女。日本女子大附属高女中退。早くから古典、特に江戸末期の頽廃耽美趣味に親しんだ。1935(昭和10)年、戯曲集『惜春』を処女出版したのち小説に転じ、『朱を奪ふもの』(1956年)『傷ある翼』(1960年)『虹と修羅』(1968年)の三部作で谷崎潤一郎賞、『遊魂』(1971年)で日本文学大賞を受賞。1967年より『源氏物語』の現代語訳に取り組み、1973年に完成。1985年文化勲章を受章した。




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