ゲンジモノガタリ04
源氏物語〔四〕


円地文子

源氏物語が見えてくる紫式部の魂に迫る円地訳――大塚ひかり(エッセイスト)。至高の名訳、円地源氏。源氏物語千年紀。

准太上天皇に上った光源氏は、女三の宮を正妻に娶る。源氏の旧友でもある内大臣の息子・柏木は、女三の宮を恋慕し密通を遂げるが、罪の意識が嵩じて病死、女三の宮は出家。遺された不義の子・薫を抱いて、源氏は若き日の罪業の因果に慄く。続く紫の上との永訣から、出家を決意する源氏。生命は儚く、名誉は脆く、栄華は虚しい。果てしない無常観の中で、光源氏の生涯に幕が下りる。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-112719-4
C-CODE : 0193
整理番号 : え-2-19
発売日 : 2008/10/01


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円地文子
エンチ・フミコ

(1905-1986)東京生れ。国語学者・上田萬年の次女。日本女子大附属高女中退。早くから古典、特に江戸末期の頽廃耽美趣味に親しんだ。1935(昭和10)年、戯曲集『惜春』を処女出版したのち小説に転じ、『朱を奪ふもの』(1956年)『傷ある翼』(1960年)『虹と修羅』(1968年)の三部作で谷崎潤一郎賞、『遊魂』(1971年)で日本文学大賞を受賞。1967年より『源氏物語』の現代語訳に取り組み、1973年に完成。1985年文化勲章を受章した。




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