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秀吉と武吉 目を上げれば海

城山三郎/著

781円(税込)

発売日:1990/12/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

風と共に生き、波と共に沈む。和田竜『村上海賊の娘』で話題!

戦国末期、瀬戸内海の村上水軍を率いて独自自存の勢力を誇っていた海賊の総大将・村上武吉。毛利一族などとの争いの末に獲得した徴税権と領土が、天下統一を狙う豊臣秀吉に奪われそうになった時、武吉はいかにして、それと戦ったのか。いかなる権力にも臣従することなく、己れの集団を守りぬいた武吉の生涯を通じ、時代の転換期における指導者のあり方を示唆した歴史小説。

目次
賭ける
巌島
兄弟の仲
高望み
針鼠の島
花の散らぬほど
進者往生極楽
うわさの大船
領地望み次第
人たらし
御下城の事
炎の島
しばらくの春
海賊禁止令
流転
長い冬
七十五歳の勝負
関ヶ原
終焉
 記
解説 小山博之

書誌情報

読み仮名 ヒデヨシトタケヨシメヲアゲレバウミ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 496ページ
ISBN 978-4-10-113322-5
C-CODE 0193
整理番号 し-7-22
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 781円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/10/01

著者プロフィール

城山三郎

シロヤマ・サブロウ

(1927-2007)名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学を卒業後、愛知学芸大に奉職し、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』で文学界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞を受賞した『落日燃ゆ』の他、『男子の本懐』『官僚たちの夏』『秀吉と武吉』『もう、きみには頼まない』『指揮官たちの特攻』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞。

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