ザンコウ
残光


小島信夫

九十歳作家の遺作、そして最高傑作! 「アメリカン・スクール」「抱擁家族」の著者の文学的到達点がここに。

夫の顔を見分けぬ施設の老妻を哀れみ、年少の小説家がかけた自作への賛辞に驚く。切実な老いに日を過ごす90歳の「私」に、「抱擁家族」「菅野満子の手紙」など、かつて問題作と呼ばれた旧作自著を繙く機会が訪れる。ただ、約束の作品を書きあげ、「今を乗り切る」ために……。小説と、自らの家族の半生を巡り、自在に展開する文学者の強靱な思考を鮮やかに結晶化した遺作/最高傑作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-114502-0
C-CODE : 0193
整理番号 : こ-7-2
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 2009/11/01

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小島信夫
コジマ・ノブオ

(1915-2006)岐阜県生れ。東京大学英文学科卒。1954(昭和29)年「アメリカン・スクール」で芥川賞、1965年『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、1972年『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞、1981年『私の作家遍歴』で日本文学大賞、1982年『別れる理由』で野間文芸賞、1997(平成9)年『うるわしき日々』で読売文学賞。その他の著書に『各務原・名古屋・国立』、保坂和志との共著『小説修行』ほか多数。2006年遺作『残光』を発表後、肺炎のため死去。


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