センソウヲシッテイテヨカッタヨアケノシンブンノニオイ
戦争を知っていてよかった―夜明けの新聞の匂い―


曽野綾子

この世界に満ちる嘘と欺瞞は、戦争を体験した者でなければわからないかもしれない――。好評辛口エッセイ。

「民間人を巻き込まない戦争、などというものは無い」「電気が充分に供給されていない土地では、民主主義は発生し得ない」「予定通りのルートを歩けるという人生は、あまり多くはない」――アラブとユダヤ、辺境と大都会、富裕と貧困……不公平な世界の現実を、冷静で公平な作家の目で見続けてきた著者による、好評辛口エッセイ。これは、安逸を貪る現代日本人への警告書である。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-114643-0
C-CODE : 0195
整理番号 : そ-1-43
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2008/12/01

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曽野綾子
ソノ・アヤコ

東京生れ。1954(昭和29)年聖心女子大学英文科卒業。同年発表の「遠来の客たち」が芥川賞候補となる。『太郎物語』『木枯しの庭』『天上の青』『アバノの再会』『二月三十日』などの小説の他、シリーズ「夜明けの新聞の匂い」などのエッセイも好評を博す。他に『アラブの格言』『貧困の僻地』『老いの才覚』など著書多数。1979年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受ける。1993(平成5)年日本藝術院賞・恩賜賞受賞。2003年に文化功労者。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長。

或る撤退
怒っている男は、狂人
三論併記
毒麦をいつ刈るか
戦争を知っていてよかった
『デカメロン』する日々
悪夢としての長寿
チップの領収書
新聞の報道しない部分
宅間から我々は何を学んだか
ピグミーの森で
イラクの人間狩り
ミミズの本能、ネズミの嗅覚
つけぶみと陰険
アラブ商法の妙味
料理は創作に繋がる
アンクル・サンたちの強固な社会
馬鹿か
イラクからのお客さま
派遣に関する決意
死相と夕映え
カタールまで
異例のスピード執行
豊岡訪問記
卑小な愛国者たち
難民としての義経
凝縮の年、一九四五年
解説 池上彰

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