ヒンコンノコウケイ
貧困の光景


曽野綾子

「貧困」とは今夜の食事が無いこと。最貧国を見続けてきた著者が語る凄まじい現実。

アフリカでは、子供に対するエイズ検査は行わないほうが良い。HIVがプラスになると、親はもうその子にミルクを与えない。どうせ死ぬ運命の子供を養うより、少しでも生きる可能性のある子に食べさせないと、一人の子も残らないことになるのだ。長年世界の最貧国を訪れてその実態を見続けてきた著者が、年収の差で格差を計るような“豊かな”現代日本人に語る、凄まじい貧困の真実。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-114644-7
C-CODE : 0195
整理番号 : そ-1-44
ジャンル : 社会・政治・法律
各国の社会・文化
発売日 : 2009/09/01

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曽野綾子
ソノ・アヤコ

東京生れ。1954(昭和29)年聖心女子大学英文科卒業。同年発表の「遠来の客たち」が芥川賞候補となる。『太郎物語』『木枯しの庭』『天上の青』『アバノの再会』『二月三十日』などの小説の他、シリーズ「夜明けの新聞の匂い」などのエッセイも好評を博す。他に『アラブの格言』『貧困の僻地』『老いの才覚』など著書多数。1979年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受ける。1993(平成5)年日本藝術院賞・恩賜賞受賞。2003年に文化功労者。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長。

餌をくれない飼主
貧乏人の粉袋ほど穴が大きい
石入りご飯
美しき天然
できるだけ、できる時に
蛍の森
侵入区
サラエボ建材街道
まだしっとりと濡れている墓
骸骨の皮の微笑
神の招待席
学校に行けない理由
身を守る闘い
ワイパーは重機のつけまつげ
菊とワニ
ぶら下り現象
原生林の中の闘い
母子手帳は白蟻に喰われた
赤線の町にさす朝日
三百五十万円を運ぶ
一杯の水で生きる
解説 立川談四楼

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