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江戸の暗黒街

池波正太郎/著

605円(税込)

発売日:2000/03/29

  • 文庫

からみつくほどの漆黒の闇にたしかに棲息していた男たち女たち。

香具師の元締・羽沢の嘉兵衛、腕利きの殺し屋・岩淵の又蔵、殺しの現場を見た小女おみよ、白痴だが働き者の平次郎。彼らは確かにそこにいたのだ。江戸の街の深く黒い闇の中に。息をつめ、身を震わせ、喘ぎ、時には己れの策謀にまんじりともせず酔いしれながら――運・不運にもまれつつ、与えられた人生を生ききる男たち女たちを濃やかに描いた、「仕掛人・藤枝梅安」の先駆をなす8つの短編。

書誌情報

読み仮名 エドノアンコクガイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-115682-8
C-CODE 0193
整理番号 い-16-82
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 605円

著者プロフィール

池波正太郎

イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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