エドノアジヲタベタクナッテ
江戸の味を食べたくなって


池波正太郎

東京で、パリで。池波先生が見つけた江戸のおもかげ、至福の味。幻のエッセイ&絶筆小説を収録。池波正太郎没後20年。

春の宵につまむ鯛の刺身、秋には毎日のように食べた秋刀魚、冬の料理に欠かせぬ柚子の芳香……季節折々の食の楽しみと、それらが呼び覚ます思い出を豊かに描いた「味の歳時記」。フランス旅行で偶然出会った、江戸の面影を感じさせる居酒屋“B・O・F”への偏愛をつづる「パリ・レアールの変貌」など。食を愛し、旅を愛した大作家の、絶筆となった小説や座談会も収録した傑作随筆集。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-115752-8
C-CODE : 0195
整理番号 : い-16-89
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2010/04/01

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池波正太郎
イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

第一部 味の歳時記
一月 橙
二月 小鍋だて
三月 白魚と蛤
四月 鯛と浅蜊
五月 鰹とキャベツ
六月 鮎とさくらんぼ
七月 茄子と白瓜
八月 トマトと氷水
九月 小鰭の新子と秋刀魚
十月 松茸と栗
十一月 葡萄と柿
十二月 柚子と湯豆腐など
第二部 江戸の味、東京の粋
山口瞳×池波正太郎
  われら頑固者にあらず

細井浩二×今村英雄×池波正太郎
  鮨屋と天ぷら屋は長っ尻しちゃいけねえよ

吉行淳之介×池波正太郎
  師走、浅草のにぎわいと江戸の華の火事について
第三部 パリで見つけた江戸の味
あるシネマディクトの旅――居酒屋〔B・O・F〕ほか
パリの味・パリの酒
パリ・レアールの変貌
短編小説 ドンレミイの雨
絶筆小説 居酒屋B・O・F はじめてのフランス(一)
解説 佐藤隆介

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