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チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

塩野七生/著

781円(税込)

発売日:1982/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

この男をふたたびこの世に生かし、そして死なせたかった――。誰よりも若く、美しく、そして冷酷だった男の青春。

十五世紀末イタリア。群立する都市国家を統一し、自らの王国とする野望を抱いた一人の若者がいた。その名はチェーザレ・ボルジア。法王の庶子として教会勢力を操り、政略結婚によって得たフランス王の援助を背景に、ヨーロッパを騒乱の渦に巻き込んだ。目的のためなら手段を選ばず、ルネサンス期を生き急ぐように駆け抜けた青春は、いかなる結末をみたのか。塩野文学初期の傑作。

  • 受賞
    第24回 毎日出版文化賞 文学・芸術部門
目次
読者へ
第一部 緋衣
第二部 剣
第三部 流星
解説 沢木耕太郎
参考文献 図版出典一覧

書誌情報

読み仮名 チェーザレボルジアアルイハユウガナルレイコク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 434ページ
ISBN 978-4-10-118102-8
C-CODE 0193
整理番号 し-12-2
ジャンル 歴史・時代小説、ノンフィクション、歴史・地理
定価 781円
電子書籍 価格 715円
電子書籍 配信開始日 2016/04/22

著者プロフィール

塩野七生

シオノ・ナナミ

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

判型違い(単行本)

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