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ローマ亡き後の地中海世界3―海賊、そして海軍―

塩野七生/著

605円(税込)

発売日:2014/08/28

  • 文庫

イスラム世界の盟主となったトルコ帝国。キリスト教連合軍は如何にして対抗したのか。

北アフリカから到来するイスラムの海賊による侵攻が激しさを増すなか、マホメッド二世率いるトルコ軍の猛攻の前に、ビザンチン帝国の首都コンスタンティノープルが陥落。さらにトルコは海賊を自国の海軍として吸収し、攻勢をますます強める。キリスト教連合国はアンドレア・ドーリアを総司令官に擁立。事態は地中海世界全域を巻き込んだパワーゲームの様相を呈することとなった……。

目次
第四章 並び立つ大国の時代
コンスタンティノープルの陥落/読者へのお願い/スルタン・マホメッド二世/エーゲ海へ/海賊・新時代/法王庁海軍/イオニア海へ/西地中海へ/海賊クルトゴル/法王メディチ/「神聖同盟」/パオロ・ヴェットーリ/ジェノヴァの海の男たち/「イスラムの咽(のど)にひっかかった骨」
第五章 パワーゲームの世紀
若き権力者たち/法王クレメンテ/「ユダヤ人シナム」/海賊「赤ひげ」/アンドレア・ドーリア/スレイマンとカルロス/赤ひげ、トルコ海軍総司令官に/チュニス攻略/フランソワとカルロス/フランス・トルコ同盟/対トルコ・連合艦隊
図版出典一覧

書誌情報

読み仮名 ローマナキアトノチチュウカイセカイ03カイゾクソシテカイグン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-118196-7
C-CODE 0122
整理番号 し-12-96
ジャンル 世界史
定価 605円

著者プロフィール

塩野七生

シオノ・ナナミ

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

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