アラユルバショニハナタバガ
あらゆる場所に花束が……


中原昌也

これほど気持ちのいい狂気があっただろうか! 異才が突きつける超問題作。

どこからか聞こえてくる「殺れ!」の声。殺意と肉欲に溢れる地上を舞台に、物語は進む――。暗い地下室で拳銃に脅かされながら、絵ハガキを作らされる男。河川敷で、殺人リハーサルを粛々と敢行するジャージ姿の一団。ペニスを露出させ、謎の人物を追う中年ルポライター……。それぞれが複雑に乱舞、絡み合いながら、前代未聞、仰天の結末へと突っ走る。異才が放つ、三島賞受賞の超問題作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-118441-8
C-CODE : 0193
整理番号 : な-53-1
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 2005/05/01

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文学賞
第14回 三島由紀夫賞


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中原昌也
ナカハラ・マサヤ

1970年6月4日東京都生まれ。1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース。その後も『OTIS』『QUE SERA,SERA(THINGS GO FROM BAD TO WORSE)』などのアルバムを発表。ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、日本以外での評価も高い。1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。音楽活動と並行して映画評論も手掛け、阿部和重との共著『シネマの記憶喪失』(文藝春秋)、14名の批評家や映画監督、小説家などとの対談集『映画の頭脳破壊』(文藝春秋)などが発売中。また1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。


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