ムコウダクニコノコイブミ
向田邦子の恋文


向田和子

それは、いかにも姉らしい“秘め事”だった。直筆の手紙、秘蔵の写真、妹の追想──没後二十年を越えて初めて明かされた素顔。

脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった――。邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める……。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-119041-9
C-CODE : 0195
整理番号 : む-14-1
ジャンル : 文学
日本文学の研究
発売日 : 2005/08/01

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向田和子
ムコウダ・カズコ

1938(昭和13)年東京生れ。向田家の三女。長姉が邦子。実践女子短期大学卒業後、会社勤めや喫茶店経営を経て、1978年邦子とともに、東京赤坂で惣菜・酒の店「ままや」を開き、1998(平成10)年3月の閉店まで二十年間きりもりする。著書に『かけがえのない贈り物 ままやと姉・向田邦子』『向田邦子の青春 写真とエッセイで綴る姉の素顔』『向田邦子の遺言』『向田邦子 暮しの愉しみ』等がある。


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