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遊女のあと

諸田玲子/著

776円(税込)

発売日:2010/09/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

夫を捨てた女、妻を追う男。夢の都・尾張名古屋でめぐり逢った二人はある政争に巻き込まれていた。傑作歴史時代小説。

八代将軍・吉宗の時代、質素倹約を強いる幕府に対抗して、尾張名古屋は遊興を奨励し、空前の繁栄を見せていた。異人との出会いから、夫をすて福岡を出たこなぎと、女敵討ちのために江戸を離れた鉄太郎。長い旅路の末に名古屋の地でめぐり逢った二人は、それぞれの秘密を胸に秘めたまま接近する。巨大な政争の具となっていることも知らずに──。著者渾身の傑作歴史時代小説。

目次
前口上
密航者
神隠し
寺中
女敵討ち
旅行商人
中幕(顔見世)
不夜城
闇の森心中
豊後節
妖女
下御深井
伏見御殿
幕外
解説 清原康正

書誌情報

読み仮名 ユメノアト
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 544ページ
ISBN 978-4-10-119431-8
C-CODE 0193
整理番号 も-25-11
ジャンル 歴史・時代小説
定価 776円
電子書籍 価格 858円
電子書籍 配信開始日 2016/09/02

著者プロフィール

諸田玲子

モロタ・レイコ

1954(昭和29)年、静岡市生れ。上智大学文学部英文科卒。外資系企業勤務の後、翻訳・作家活動に入る。1996(平成8)年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、2007年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、2012年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞、2018年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。「お鳥見女房」「あくじゃれ瓢六」「天女湯おれん」「狸穴あいあい坂」「きりきり舞い」シリーズの他、『女だてら』『麻阿と豪』など著書多数。

諸田玲子オフィシャルサイト (外部リンク)

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