フカオクレナイ
深尾くれない


宇江佐真理

この男こそ「真の侍」! 紅牡丹を愛し、無骨にしか生きられなかった孤高の剣客、深尾角馬を描き切った時代長編。

鳥取藩士・深尾角馬は短躯ゆえの反骨心から剣の道に邁進してきた。いまでは藩の剣法指南役も勤め、藩主の覚えもめでたき身。しかし姦通した新妻を、次いで後妻をも無残に斬り捨てた角馬の狂気は周囲を脅かす。やがて一人娘・ふきの不始末を知った時、果たして角馬の胸中に去来したものは……。紅牡丹を愛し、雖井蛙(せいあ)流を起こした剣客の凄絶な最期までを描き切った異色の長編時代小説。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-119922-1
C-CODE : 0193
整理番号 : う-14-2
ジャンル : 小説
歴史・時代小説
発売日 : 2005/10/01


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宇江佐真理
ウエザ・マリ

1949(昭和24)年、北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。1995(平成7)年「幻の声」でオール讀物新人賞受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、2001年に『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。著書に『春風ぞ吹く』『雷桜』『無事、これ名馬』『恋いちもんめ』『夕映え』『深川にゃんにゃん横丁』『彼岸花』『おはぐろとんぼ』『なでしこ御用帖』、他に『幻の声』で始まる〈髪結い伊三次捕物余話〉シリーズ、〈泣きの銀次〉シリーズなどがある。


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