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春山入り

青山文平/著

572円(税込)

発売日:2017/04/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

山本周五郎、藤沢周平を継ぐ、正統派にして新しい時代作家の、直木賞受賞後待望の文庫化!

藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。小さな道場を開く浪人が、ふとしたことで介抱した行き倒れの痩せ侍。その侍が申し出た刀の交換と、劇的な結末を描く「三筋界隈」。城内の苛めで病んだ若侍が初めて人を斬る「夏の日」。他に、「半席」「約定」「乳房」等、踏み止まるしかないその場処でもがき続ける者たちの姿と人生の岐路を刻む本格時代小説の名品。『約定』改題。

目次
三筋界隈
半席
春山入り
乳房
約定
夏の日

書誌情報

読み仮名 ハルヤマイリ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 288ページ
ISBN 978-4-10-120092-7
C-CODE 0193
整理番号 あ-84-2
ジャンル 歴史・時代小説
定価 572円
電子書籍 価格 572円
電子書籍 配信開始日 2017/10/20

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著者プロフィール

青山文平

アオヤマ・ブンペイ

1948(昭和23)年、神奈川県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターとなる。2011(平成23)年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー。2015年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞、2016年、『つまをめとらば』で直木賞を受賞。2022(令和4)年、『底惚れ』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞を受賞した。江戸中期の成熟した時代にあってなお、懸命にもがき生きる人々を描く作家として、熱烈なファンが多い。著書に『かけおちる』『伊賀の残光』『春山入り』『励み場』『半席』『跳ぶ男』『遠縁の女』『やっと訪れた春に』『江戸染まぬ』『本売る日々』『泳ぐ者』などがある。

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