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縁を結うひと

深沢潮/著

781円(税込)

発売日:2016/01/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

三浦しをん氏絶賛! 在日の縁談を仕切る辣腕お見合いおばさんと、家族を巡る連作短編集。

30年で200組。福は在日の縁談を仕切る日本一の“お見合いおばさん”だ。斡旋料で稼ぐのに、なぜか生活は質素。日々必死に縁を繋ぐ理由とは(「金江のおばさん」)。在日韓国人の彼に恋をした。結婚への障害は妊娠で突破したはずが、大量のごま油と厳しい義母が待っていて……(「日本人」)。婚活から介護まで、切なく可笑しく温かく家族を描く連作集。『ハンサラン 愛する人びと』改題。

  • 受賞
    第11回 R-18文学賞 大賞
目次
金江のおばさん
四柱八字(サジュパルチャ)
トルチャンチ
日本人(イルボンサラム)
代表選手
ブルー・ライト・ヨコハマ
解説 川本三郎

書誌情報

読み仮名 エンヲユウヒト
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-120371-3
C-CODE 0193
整理番号 ふ-51-1
ジャンル 文芸作品
定価 781円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2016/07/22

著者プロフィール

深沢潮

フカザワ・ウシオ

1966(昭和41)年、東京生れ。2012(平成24)年「金江のおばさん」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『縁を結うひと』(『ハンサラン 愛する人びと』改題)を始め『ひとかどの父へ』『緑と赤』『海を抱いて月に眠る』のような在日の家族が抱える“答えの出ない問い”に向き合う作品や、現代女性の価値観に切り込む『伴侶の偏差値』『ランチに行きましょう』『かけらのかたち』などがある。他の著書に『乳房のくにで』『翡翠色の海へうたう』など。

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