ホーム > 書籍詳細:人間アレルギー―なぜ「あの人」を嫌いになるのか―

付き合えば付き合うほど、相手が嫌いになる。そんな心理的葛藤状態を克服する方法。

人間アレルギー―なぜ「あの人」を嫌いになるのか―

岡田尊司/著

529円(税込)

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発売日:2018/01/01

読み仮名 ニンゲンアレルギーナゼアノヒトヲキライニナルノカ
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-121066-7
C-CODE 0195
整理番号 お-101-1
ジャンル 心理学
定価 529円

花粉などアレルゲンによって引き起こされる身体的アレルギー。これとよく似た心理的拒絶反応「人間アレルギー」についてはこれまで語られることはなかった。良好だった人間関係がなぜ急にうまくいかなくなるのか。些細な理由で相手の存在までも許せなくなるのはなぜか。自身のクリニックの具体的な臨床例と歴史上の人物のケースを分析しながら、この心理的葛藤状態を克服する処方を示す。

著者プロフィール

岡田尊司 オカダ・タカシ

精神科医、作家。1960(昭和35)年香川県生れ。東大文学部哲学科に学ぶも、象牙の塔にこもることに疑問を抱き、医学を志す。京大医学部で学んだ後、同大学院精神医学教室などで研究に従事しながら、京都医療少年院、京都府立洛南病院などに勤務。2013(平成25)年から岡田クリニック院長(大阪府枚方市)。『愛着障害』『母という病』『マインド・コントロール』など多くの著作を通じて、人々の悩みや不安に向き合っている。

目次

はじめに
第一章 人間アレルギーの基本症状
仲の良かった人を急に受け付けなくなる。相手に許せない部分を見つけると、すべて許せなくなる。集団の中にいるとひどく疲れる――人が感じる生きにくさの大部分は人間関係に由来する。そして「人間関係のアレルギー」は現代社会で急速に広がっている。特徴的な症状を一つ一つみてみよう。
第二章 先人たちのアプローチ
荀子、マキャベリィ、ホッブズ、ルソー、ニーチェ――「他者は信用できない存在である」とする悲観的な人間観は、昔から世界中で示されてきた。人はなぜ人を嫌うのか。このシンプルで奥深い問いを、さまざまなモデルを使って解き明かそうとしてきた試みの成果をたどる。
第三章 人間アレルギーのメカニズム
人が人を嫌悪し、拒絶する心のメカニズム。これまでのアプローチでは、その全貌をとらえ、本質に迫るところまで至っていない。アレルギー・モデルを下敷きに、「心の免疫」という視点からひもとくと、さまざまな症状に共通する本当の原因がみえてくる。
第四章 「愛着障害」という核心
すべての他者を異物とみなし、片っ端から攻撃・排除したのでは、社会生活はたちまち行き詰ってしまう。それゆえ、人の心は小さな反発や不信は許容するようにできている。土台となるのは養育者との「愛着」という特別な関係なのだが……。人間アレルギーの核心に迫る。
第五章 人間アレルギーの克服
人間アレルギーは、ほうっておくと健康や寿命にもマイナスの影響を及ぼす。しかし、それは不治の病ではない。人には自己回復の仕組みがある。そして、原因と症状それぞれに、適切なステップを踏んで対応していけば、克服できるのだ。対策を具体的に示す。
おわりに
参考文献
すべては「アレルギー」が原因だった finalvent

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