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冤罪

藤沢周平/著

880円(税込)

発売日:1982/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

ひとり娘を残し、切腹した勘定方。藩金横領の厳罰の陰に隠された疑惑――。

部屋住みの若侍堀源次郎には、ひそかに心を寄せる娘がいた。散歩のたびに目顔で挨拶をかわす、坂下の家の娘である。ところがある日、お目あての娘の姿が消え、彼女の父親相良彦兵衛が藩金横領の咎で詰め腹を切らされたことが判明した。不審に思った源次郎は疑惑追及に乗り出すが……。表題作をはじめ、「潮田伝五郎置文」「臍曲がり新左」等、興趣あふれる《武家もの》時代小説全9編。

書誌情報

読み仮名 エンザイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 512ページ
ISBN 978-4-10-124704-5
C-CODE 0193
整理番号 ふ-11-4
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 880円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2012/02/10

著者プロフィール

藤沢周平

フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。

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