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本所しぐれ町物語

藤沢周平/著

825円(税込)

発売日:1990/09/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

市井の人々の悲哀をつつみ、今日もしぐれ町は明け暮れる――。再会、借金、深情け。名匠が描くドラマに満ちた群像劇。

浮気に腹を立てて実家に帰ってしまった女房を連れ戻そうと思いながら、また別の女に走ってしまう小間物屋。大酒飲みの父親の借金を、身売りして返済しようとする十歳の娘。女房としっくりいかず、はかない望みを抱いて二十年ぶりに元の恋人に会うが、幻滅だけを感じてしまう油屋。一見平穏に暮らす人々の心に、起こっては消える小さな波紋、微妙な気持の揺れをしみじみ描く連作長編。

書誌情報

読み仮名 ホンジョシグレチョウモノガタリ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-124720-5
C-CODE 0193
整理番号 ふ-11-20
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 825円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/04/13

作家自作を語る

【収録時期】1987(昭和62)年3月

著者プロフィール

藤沢周平

フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。

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