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先祖伝来の「ぬかどこ」に導かれて、私は故郷の島へと進み行く。その沼地で起きていたことは……連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。

沼地のある森を抜けて

梨木香歩/著

767円(税込)

本の仕様

発売日:2008/12/01

読み仮名 ヌマチノアルモリヲヌケテ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-125339-8
C-CODE 0193
整理番号 な-37-9
ジャンル 文芸作品
定価 767円

はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ――「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。

著者プロフィール

梨木香歩 ナシキ・カホ

1959年生れ。著書に『西の魔女が死んだ』『丹生都比売』『エンジェル エンジェル エンジェル』『裏庭』『りかさん』『からくりからくさ』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』『岸辺のヤービ』『丹生都比売 梨木香步作品集』等がある。

目次

1 フリオのために
2 カッサンドラの瞳
3 かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話 I
4 風の由来
5 時子叔母の日記
6 かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話 II
7 ペリカンを探す人たち
8 安世文書
9 かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話 III
10 沼地のある森
解説 鴻巣友季子

判型違い(書籍)

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