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地下水路の夜

阿刀田高/著

781円(税込)

発売日:2017/11/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

今昔の名作と共に、短編の名手が不思議な世界へと誘う。全ての本好き(ブッキッシュ)に贈る12の物語。

銀座の地下を流れる水路で、絵本を読み聞かせる美女に出会った少年の日。あれは全部、夢だったのか? 本を人生の友とする男の芳しき幻想譚(「地下水路の夜」)。死んだ少女に捧げる奇妙な言辞。そのリフレインが巻き起こす摩訶不思議な出来事とは(「朗読者」)。源氏物語、ギリシャ神話、夢十夜。短編の名手が古今東西の名作と共に、あなたを不思議な世界へと誘う。全ての本好き(ブッキッシュ)に贈る12の物語。

目次
たづたづし
薬指の秘密
花酔い
月を見るまでに
男と女の学校
頭のよい木
偶然奇談
花を訪ねて
朗読者
地下水路の夜
芳香の女
言葉の力
解説 湯川真理

書誌情報

読み仮名 チカスイロノヨル
シリーズ名 新潮文庫
装幀 近藤圭恵/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 480ページ
ISBN 978-4-10-125540-8
C-CODE 0193
整理番号 あ-7-40
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2018/05/18

著者プロフィール

阿刀田高

アトウダ・タカシ

1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に司書として勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞した。短編小説、古典教養入門書、エッセイの名手として知られ、他の著書に『花あらし』『闇彦』『ローマへ行こう』『地下水路の夜』『ギリシア神話を知っていますか』『シェイクスピアを楽しむために』『知的創造の作法』『老いてこそユーモア』など多数。2003年に紫綬褒章、2009年に旭日中綬章を受章。2018年には文化功労者に選出。文化審議会会長や日本ペンクラブ会長、山梨県立図書館名誉館長を務め、妻で朗読家の阿刀田慶子と結成した「朗読21の会」の公演を通じて短編小説の魅力を伝える活動も行っている。

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