ナガサキランラクザカ
長崎乱楽坂


吉田修一

父親を亡くした幼い兄弟。引き取られたのは、極道の家。地方ヤクザの栄光と没落のなかで、健気な幼心の成長を描きだす力作長編。

風呂上りの火照った肌に鮮やかな刺青を躍らせた猛々しい男たちが、下穿き一つで集い、日々酒盛りに明け暮れる三村の家。人面獣心の荒くれどもの棲む大家族に育った幼い駿は、ある日、若い衆が女たちを連れ込んでは淫蕩にふける古びた離れの家の一隅に、幽霊がいるのに気づくのだった。湾の見える町に根を下ろす、昭和後期の地方侠家の栄光と没落のなかに、繊細な心の成長を追う力作長編。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-128752-2
C-CODE : 0193
整理番号 : よ-27-2
発売日 : 2007/01/01

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420円(定価) [在庫なし]


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吉田修一
ヨシダ・シュウイチ

1968(昭和43)年、長崎県生れ。法政大学経営学部卒業。1997(平成9)年「最後の息子」で文學界新人賞。2002年『パレード』で山本周五郎賞、同年発表の「パーク・ライフ」で芥川賞、2007年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞を、2010年『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞。ジャンルにとらわれない幅広い作風と、若者の心情をみずみずしく描き出す筆致の確かさに定評がある。ほかに『東京湾景』『長崎乱楽坂』『女たちは二度遊ぶ』『初恋温泉』『静かな爆弾』『さよなら渓谷』『元職員』『キャンセルされた街の案内』など著書多数。


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