不倫発覚! 狙われた妻の座と浮かぶ義母の企み。驚きのラストに呆然、感涙の恋愛長編。

愛に乱暴〔下〕
読み仮名 | アイニランボウ2 |
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装幀 | 大野博美/カバー装画、吉田修一/カバー題字、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-128757-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | よ-27-7 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 529円 |
不倫を清算できない真守。そんな折、婚家の祖父が離れに住まわせていた時枝という女の不遇の生涯を聞く。桃子は、離れの床下に異常な興味が湧き、思わぬ衝動買いに走る。一方、身重の不倫相手・三宅奈央との再婚を望み帰宅を拒む真守に桃子は呆れ、遂に奈央に直談判を試みるが、出産の決意は固く、義母までもが桃子の様子が変だと態度を変えてきた。予期せぬ結末へと疾走する愛のドラマ。
著者プロフィール
吉田修一 ヨシダ・シュウイチ
1968(昭和43)年、長崎県生れ。法政大学経営学部卒業。1997(平成9)年「最後の息子」で文學界新人賞。2002年『パレード』で山本周五郎賞、同年発表の「パーク・ライフ」で芥川賞、2007年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞を、2010年『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞。ジャンルにとらわれない幅広い作風と、若者の心情をみずみずしく描き出す筆致の確かさに定評がある。ほかに『東京湾景』『長崎乱楽坂』『女たちは二度遊ぶ』『初恋温泉』『静かな爆弾』『さよなら渓谷』『元職員』『キャンセルされた街の案内』『平成猿蟹合戦図』『太陽は動かない』『怒り』など著書多数。
目次
十一 夫の歩き方
十二 軽い。軽い。軽すぎる。
十三 桃子の日記
十四 助けて下さい
十五 孫のお嫁さん
十六 私、聞いてたんです。
十七 深夜の帰宅
十八 警察呼びますよ!
十九 悪いのは俺
二十 ありがとう
十二 軽い。軽い。軽すぎる。
十三 桃子の日記
十四 助けて下さい
十五 孫のお嫁さん
十六 私、聞いてたんです。
十七 深夜の帰宅
十八 警察呼びますよ!
十九 悪いのは俺
二十 ありがとう