カガンボウジツショウ
河岸忘日抄


堀江敏幸

異国の繋留船でつむぐ、ゆるやかな言葉の航跡。第57回読売文学賞受賞!

ためらいつづけることの、何という贅沢──。ひとりの老人の世話で、異国のとある河岸に繋留された船に住むことになった「彼」は、古い家具とレコードが整然と並ぶリビングを珈琲の香りで満たしながら、本を読み、時折訪れる郵便配達夫と語らう。ゆるやかに流れる時間のなかで、日を忘れるために。動かぬ船内で言葉を紡ぎつつ、なおどこかへの移動を試みる傑作長編小説。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-129473-5
C-CODE : 0193
整理番号 : ほ-16-3
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 2008/05/01

文学賞
第57回 読売文学賞 小説賞


620円(定価) 購入


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堀江敏幸
ホリエ・トシユキ

1964(昭和39)年、岐阜県生れ。1999(平成11)年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞を受賞。おもな著書に、『郊外へ』『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『バン・マリーへの手紙』『アイロンと朝の詩人―回送電車III―』『未見坂』『彼女のいる背表紙』『書かれる手』ほか。


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