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冒険の国

桐野夏生/著

440円(税込)

発売日:2005/09/28

  • 文庫

江戸川乱歩賞を受賞する以前に書かれた、作家誕生を高らかに告げる「幻の処女作」遂に刊行!!

永井姉妹と森口兄弟は、姉と兄、妹と弟が同級生同士で、常に互いの消息を意識してきた。特に、弟の英二と妹の美浜は、強い絆で結ばれていた。が、ある日、一人が永遠に欠けた。英二が自殺したのだ。美浜は、欠落感を抱えたまま育った街に帰って来る。街はディズニーランドが建設され、急速に発展していた。そこで、美浜は兄の恵一に再会する。バブル前夜の痛々しい青春を描く文庫オリジナル。

書誌情報

読み仮名 ボウケンノクニ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 176ページ
ISBN 978-4-10-130632-2
C-CODE 0193
整理番号 き-21-2
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 440円

著者プロフィール

桐野夏生

キリノ・ナツオ

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞。1997年に発表した『OUT』は社会現象を巻き起こし、日本推理作家協会賞を受賞。1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞を受賞。以後、柴田錬三郎賞、婦人公論文芸賞、谷崎潤一郎賞、紫式部文学賞、島清恋愛文学賞、読売文学賞を受賞と、主要文学賞を総なめにする。現・日本ペンクラブ会長。

桐野夏生HP -BUBBLONIA- (外部リンク)

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