ホーム > 書籍詳細:ゴランノスポン

ゴランノスポン

町田康/著

539円(税込)

発売日:2013/11/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

ハッピーと魔力の混沌を描く傑作短編集。黒すぎる笑い。

最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。明日またくる朝。浅漬──。現実から目を逸らし、表層的なハッピー感に拘泥する表題作「ゴランノスポン」。自らの常識を振り翳す人間の暴力性を浮かび上がらせ、現実に存在する歪みを描く「一般の魔力」。現代と中世が書物を介し烈しく混ざり合う「楠木正成」他、秘蔵小説7編を収録。笑いと人間の闇が比例して深まる、傑作短編集。

目次
楠木正成
ゴランノスポン
一般の魔力
二倍
尻の泉
末摘花
先生との旅
解説 中村文則

書誌情報

読み仮名 ゴランノスポン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 288ページ
ISBN 978-4-10-131933-9
C-CODE 0193
整理番号 ま-20-3
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2018/06/22

著者プロフィール

町田康

マチダ・コウ

1962(昭和37)年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな!』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996(平成8)年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『夫婦茶碗』『猫にかまけて』『ゴランノスポン』『湖畔の愛』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』「スピンク」シリーズなど多数。

OfficialMachidaKouWebsite (外部リンク)

判型違い(単行本)

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

町田康
登録
文芸作品
登録
文学賞受賞作家
登録

書籍の分類