ナナツノキケンナシンジツ
七つの危険な真実


赤川次郎 阿刀田高 北村薫 夏樹静子 乃南アサ 宮部みゆき 連城三紀彦

人は誰でも心の奥にさみしい犯罪者を匿っている──。罪と罰の意味を問う、オリジナル・アンソロジー。赤川次郎氏 珠玉の書下ろし収録。

あの時まで気づきもしなかった、友達や先生や家族に、別の顔があることを……。中学生の少女が真実に目覚める瞬間を切り取った、赤川次郎による珠玉の書き下ろし小説「透き通った一日」をはじめ、当代ミステリ界の名手七人が、愛と憎しみ、罪と赦しの間でたゆたう人間の心の転機を、鮮やかな筆致で描き出す。人権団体アムネスティへの賛同もこめた、文庫オリジナル・アンソロジー。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-132739-6
C-CODE : 0193
整理番号 : あ-13-51
ジャンル : 小説
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
発売日 : 2004/02/01

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赤川次郎
アカガワ・ジロウ

1948(昭和23)年、福岡生れ。桐朋高校卒。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「三毛猫ホームズ」シリーズなどユーモア・ミステリーの他、サスペンス小説、恋愛小説まで幅広く活躍。『セーラー服と機関銃』『ふたり』『一億円もらったら』『晩夏』『無言歌』『子子家庭は波乱万丈』『天国と地獄』など著書多数。



阿刀田高
アトウダ・タカシ

1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『イソップを知っていますか』など著書多数。



北村薫
キタムラ・カオル

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、1989年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『スキップ』『ターン』『リセット』『盤上の敵』『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『月の砂漠をさばさばと』『ひとがた流し』『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)『語り女たち』『1950年のバックトス』『いとま申して』『飲めば都』などがある。読書家として知られ、『詩歌の待ち伏せ』『謎物語』など評論やエッセイ、『名短篇、ここにあり』『名短篇、さらにあり』『とっておき名短篇』『名短篇ほりだしもの』(宮部みゆきさんとともに選)などのアンソロジー、新潮選書『北村薫の創作表現講義』新潮新書『自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室―』など創作や編集についての著書もある。



夏樹静子
ナツキ・シズコ

東京生れ。慶應義塾大学英文科卒。在学中からNHKの推理番組の脚本を手掛ける。結婚で一時中断するが、1969(昭和44)年江戸川乱歩賞に『天使が消えていく』で応募、執筆を再開する。繊細な心理描写を用い、社会性に富む題材を扱う。1973年、『蒸発』で日本推理作家協会賞、1989(平成元)年に仏訳『第三の女』でロマン・アバンチュール大賞、2006年、日本ミステリー文学大賞を受賞。著書は『Wの悲劇』『白愁のとき』『茉莉子』『量刑』『見えない貌』など多数。



乃南アサ
ノナミ・アサ

1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家に。1988年、『幸福な朝食』で日本推理サスペンス大賞優秀作、1996(平成8)年、『凍える牙』で直木賞を受ける。近著に『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『いつか陽のあたる場所で』『自白』『すれ違う背中を』『禁猟区』『地のはてから』等がある。



宮部みゆき
ミヤベ・ミユキ

1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ブレイブ・ストーリー』『ぼんくら』『孤宿の人』『楽園』『英雄の書』などがある。

大極宮


連城三紀彦
レンジョウ・ミキヒコ

1948(昭和23)年、愛知県生れ。大学在学中、『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞受賞。1981年、『戻り川心中』で日本推理作家協会賞受賞。1984年、『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞受賞、同年、『恋文』で直木賞受賞。1996(平成8)年、『隠れ菊』で柴田錬三郎賞受賞。他に『暗色コメディ』『私という名の変奏曲』『ゆきずりの唇』『人間動物園』『白光』『年上の女』『造花の蜜』など著書多数。


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