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すみれの花の砂糖づけ

江國香織/著

693円(税込)

発売日:2002/11/28

  • 文庫

江國香織詩集。恋のよろこび愛のかなしみ、大人のよろこび少女のかなしみ。

〈すみれの花の砂糖づけをたべると/私はたちまち少女にもどる/だれのものでもなかったあたし〉。恋人と心のまま体を重ねもするし結婚をしているしどこへでも旅することができる。大人の自由、大人のよろこび。だけど少女のころ、一人決然と向きあった、ままならなさ、かなしみは、変わらず健在ではないか!――言葉によって勇ましく軽やかな、著者の初の詩集。単行本版に12編を増補。

書誌情報

読み仮名 スミレノハナノサトウヅケ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 194ページ
ISBN 978-4-10-133920-7
C-CODE 0192
整理番号 え-10-10
ジャンル 詩歌、戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家
定価 693円

著者プロフィール

江國香織

エクニ・カオリ

1964年東京生まれ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞。以後、坪田譲治文学賞、紫式部文学賞、路傍の石文学賞、山本周五郎賞の受賞を経て、2004年には『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。さらに島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』など。

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