ナツメケノフクネコ
夏目家の福猫


半藤末利子

飼ってやればいいじゃないか。漱石の孫が綴る、文豪の素顔――。ユーモアあふれるエッセイ集。

『吾輩は猫である』のモデルになった仔猫は、漱石の妻鏡子との攻防の果てに、いかにして夏目家に住みついたのか。七人の子供を育て、座る暇もないほど忙しい生活をおくった鏡子と漱石の関係。“狂気の時”の恐ろしさと、家族しか知りえないおおらかな素顔。漱石没後の夏目家――。長女筆子から伝え聞いた夏目家のくらしと、文豪の孫としての日常をユーモアたっぷりに描く珠玉のエッセイ。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-135251-0
C-CODE : 0195
整理番号 : は-44-1
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2008/07/01

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半藤末利子
ハンドウ・マリコ

エッセイスト。1935(昭和10)年、漱石門下の作家松岡譲と漱石の長女筆子の四女として生まれる。上智大学卒業。1944年、父の故郷である新潟県長岡市に疎開。高校卒業まで暮らした長岡は、第二の故郷となる。六十の手習いで文章を書き始める。著書に、『夏目家の福猫』の元となった『夏目家の糠みそ』『漱石夫人は占い好き』がある。

夏目家の福猫
漱石夫人は占い好き
母からきいた夏目家のくらし
女主人達の糠みそ
漱石の食卓
母のこと・祖母のこと
祖母夏目鏡子と父松岡譲
ありがたい遺産
父・松岡譲のこと
漱石の書画
叔母のこと
母の想い出
母への想い三話
心の故郷・長岡
笹団子
ケーキ作り
救われた言葉
動かない左足
別れの日
母の半襟
漱石ゆかりの事など
テレビ出演した糠みそ
父の記憶とビール券
ラジオ「深夜便」
終戦前夜のすきやき
難行苦行の十七文字
子規一〇〇年祭の闖入者
“漱石ゆかり”の宿
草枕温泉「てんすい」
六番目の家
“猫”
漱石句碑と竜宮城
漱石ブランドはいかが
あとがき
解説 嵐山光三郎

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