プロローグ
第1章
意外な監督依頼/五社協定の壁/監督を熊井啓に/黒部川電源開発史/「黒四」建設/私の要望
第2章
登場人物について/井手雅人氏のこと/トンネルを地上につくる/シナリオを書きはじめる/石原裕次郎氏のこと/三船敏郎氏のこと/中井氏、村上所長と会う/記者会見
第3章
ルール違反/ミフネと裕次郎/五社長会議/日活幹部の態度/美術準備はじまる/生きている五社協定/岩永訓光氏のこと/宇野重吉氏と劇団民藝/笹島信義氏のこと
第4章
混沌の日々/「辞表」提出/決断の日/五社は配給しない/「解雇通知」来る/三船氏、堀社長と面会/製作に向かって
第5章
配給は東宝、日活に/メイン・スタッフ決定/黒部へロケハン出発/破砕帯/熊谷組と黒四建設/扇沢・松本へ
第6章
諸準備/大阪・第一次京都ロケ/黒部峡谷ロケ/セット撮影開始/滝澤修氏のこと/高熱トンネル
第7章
第一次豊川ロケへ/三船と裕次郎/撮影開始/湧水のなかで/破砕帯撮影準備完了/撮影中止/芳賀・笹島両氏の忠告/「ドカーン……」/コンクリートの壁/笹島信義氏と黒四・大町(関電)トンネル
第8章
その後/第二次豊川ロケへ/第三次豊川ロケへ/第二次京都ロケ/冬の立山連峰ロケ/冬の黒四ダム/松本・八方尾根/音楽・編集ラッシュ/厳冬の黒四ダムへ/音楽・効果音のこと/観客動員への期待/空前の大ヒット
第9章
日本人の素晴らしさを描きたかった(三船敏郎)
仕事の楽しさ知る、“映画は人の和で”を実証(石原裕次郎)
プロデューサーとしての責任を賭けて(中井景)
“トンネル”の闇を通って……(熊井明子)
第10章
“不退転の精神”描く(山崎豊子)
壮大な日本映画の記念碑(荻昌弘)
雄大な建設をなしとげた人間の美しさ(登川直樹)
音と映像の醍醐味を追求した稀代の映画(西村雄一郎)
追悼 石原裕次郎氏(熊井啓)
追悼 三船敏郎氏(熊井啓)
「黒部の太陽」スタッフ・キャスト一覧
シナリオ「黒部の太陽」(井手雅人・熊井啓)
熊井啓フィルモグラフィー
あとがき