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この世は二人組ではできあがらない

山崎ナオコーラ/著

440円(税込)

発売日:2012/11/28

  • 文庫

金のこと。国のこと。時代のこと。働きながら小説を書く私は、社会とどう繋がっていくのだろうか。主人公の挑戦と葛藤を描いたポップな社会派小説! 解説・西加奈子

「社会の芯に繋がるようなストローを見つけたかった。」1978年生まれの私は大学をでて働きながら、小説を書いている。お金を稼ぐこと。国のこと。二人暮らしのこと。戸籍のこと。幾度も川を越えながら流れる私の日常のなかで生まれた、数々の疑問と思索。そこから私は、何を見つけ、何を選んでいくのだろうか。「日本」の中で新しい居場所を探す若者の挑戦を描くポップな社会派小説。

書誌情報

読み仮名 コノヨハフタリグミデハデキアガラナイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-138372-9
C-CODE 0193
整理番号 や-69-2
ジャンル 文芸作品
定価 440円

著者プロフィール

山崎ナオコーラ

ヤマザキ・ナオコーラ

1978(昭和53)年、福岡県生れ。埼玉県育ち。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は「『源氏物語』浮舟論」。2004(平成16)年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、作家デビュー。著書に『人のセックスを笑うな』『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『論理と感性は相反しない』『長い終わりが始まる』『男と点と線』『モサ』(荒井良二氏との共著)『「『ジューシー』ってなんですか?」』『あたしはビー玉』『ニキの屈辱』『この世は二人組ではできあがらない』『昼田とハッコウ』『美しい距離』、エッセイ集に『指先からソーダ』『男友だちを作ろう』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で誰にも書けない文章を書きたい」。

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