ウミヲミニイク
海を見にいく


椎名誠写真・文

あの人と一緒に見た、海――。記憶の中の海、旅で出会った海。海の饒舌を捉えたフォトエッセイ。

「海に近づいてはいけません」。目だけとがらせて言った母。柏崎の吼える大波を前に、一歩も近づくことができなかった幼い日の私。一瞬のうちに小学生の息子を連れ去ろうとした、八丈島のオバケ波。灼熱のタヒチの海に、あざけるように漂っていたピンクのボート。歳月を経て、心のひだに深く刻まれた記憶の中の海の饒舌……。その気配を捉え、深い余韻を残すフォトエッセイ。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-144834-3
C-CODE : 0172
整理番号 : し-25-34
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2010/03/01

立ち読み
立ち読み


620円(定価) 購入


プロフィール 目次 感想を送る

椎名誠写真・文
シイナ・マコト

1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。「本の雑誌」編集長。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)『武装島田倉庫』『銀天公社の偽月』などのSF作品、『わしらは怪しい探検隊』シリーズなどの紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『大きな約束』などの自伝的小説、『風のかなたのひみつ島』『全日本食えば食える図鑑』『海を見にいく』など旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している。
白い波が崩れ、海鳴りが聞こえても、
白い波が崩れ、海鳴りが聞こえても、
静かな真夏
コールドベイの一夜
六月のバルト海
ヘロンアイランド――鳥の島で
島を見ていると
あざけるボート
クラの儀式
インド洋で四十七度
ボスフォラス海峡で
モルジブのカツオ獲り
マゼラン海峡
海を見にいく
海を見にいく
黒島シャンソンを聞いておくれ
北の岬で
飛島のネムリブカ
紅い花
おーい犬たちよ
坪田の浜でサヨウナラ
灯台の下で
風の中の赤灯台
海の饒舌
ヘイマン島の朝
風の中の赤灯台
波の前で
連絡船がやってくる
海に出た犬
アトカ島
埋立海岸の朝
標高三十メートルの海浜山脈
中村征夫は海の中
青い時間
オバケ波
オバケ波
絶望の島アムチトカ
グンジョー色の女
グンジョー色の女
一番好きな場所
 防波堤の上で
 かおり丸
 男の勝負
 火の玉
 シマ酒の宴
あとがき
文庫版あとがき

新刊お知らせメール

お気に入りの著者の新刊情報を、いち早くお知らせします!

椎名誠 登録


エッセイ 登録


他の条件で登録する



ページの先頭へ戻る