ヘイタイタチノリクグンシ
兵隊たちの陸軍史


伊藤桂一

本書を開くことは、後世の義務である。――浅田次郎。元陸軍伍長の作家が伝える兵士と軍隊の真実。

我々は、あの戦争を闘った生身の兵隊たちのことを知らない。そして、空虚な戦争論が展開されている──。兵士たちはいかに生活し、いかに戦闘したのか。教練、食事、給与、上下の人間関係、戦闘での名誉心や功績の在りかたまで、日中戦争に一兵士として従軍した著者の実体験と豊富な資料で、露悪も虚飾も避けて、兵隊たちの姿を余すことなく伝える。後世に贈る渾身のノンフィクション。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-148612-3
C-CODE : 0121
整理番号 : い-30-12
ジャンル : 歴史
日本史
発売日 : 2008/08/01

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伊藤桂一
イトウ・ケイイチ

1917(大正6)年、三重県生れ。中学生時代から文学を志すも、1938(昭和13)年、徴兵により騎兵第15連隊に入営。1939年、騎兵第41連隊に転属、中国山西省へ。1941年に内地へ帰還するも、1943年に再召集され、上海近郊で終戦を迎えた。復員後は、各種の職業につきながら懸賞小説などの投稿を続け、1952年に「雲と植物の世界」が芥川賞候補となり、1961年に戦場を舞台に描いた『蛍の河』で直木賞を受賞した。戦記文学の他、『風車の浜吉』シリーズなど時代小説にも健筆を揮い、詩人としても活躍。1984年には『静かなノモンハン』で芸術選奨文部大臣賞、吉川英治文学賞を受賞した。現在も、執筆、講演などを精力的にこなす。近刊に『若き世代に語る日中戦争』などがある。




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