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ガラスの動物園

テネシー・ウィリアムズ/著 、小田島雄志/訳

572円(税込)

発売日:1988/04/08

  • 文庫

読むブロードウェイ。壊れやすい心をもつ姉、過去の栄華にすがる母。「家族」を描いたアメリカ文学最高峰の名作。

不況時代のセント・ルイスの裏街を舞台に、生活に疲れ果てて、昔の夢を追い、はかない幸せを夢見る母親、脚が悪く、極度に内気な、婚期の遅れた姉、青年らしい夢とみじめな現実に追われて家出する文学青年の弟の三人が展開する抒情的な追憶の劇。作者の激しいヒューマニズムが全編に脈うつ名編で、この戯曲によって、ウィリアムズは、戦後アメリカ劇壇第一の有望な新人と認められた。

書誌情報

読み仮名 ガラスノドウブツエン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-210907-6
C-CODE 0197
整理番号 ウ-5-5
ジャンル 戯曲・シナリオ、評論・文学研究
定価 572円

著者プロフィール

(1911-1983)アメリカの劇作家。ミシシッピ州コロンバス生れ。不況時代のセントルイスで不幸な家庭環境のもと青春時代を送る。各地を放浪、大学、職をかえながら、創作をしていたが、1944年自伝的作品「ガラスの動物園」がブロードウェイで大成功し、1947年の「欲望という名の電車」、1955年の「やけたトタン屋根の猫」で2度ピューリッツァー賞を受賞。その名声の裏で、生涯背負いつづけた孤独との葛藤から私生活は荒れていた。ニューヨークのホテルの一室で事故死。

小田島雄志

オダシマ・ユウシ

1930年旧満州生れ。東大英文科卒。英文学者、演劇評論家。シェイクスピアの戯曲を個人全訳。芸術選奨文部大臣賞(評論等部門)受賞。

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