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転落・追放と王国

カミュ/著 、大久保敏彦/訳 、窪田啓作/訳

737円(税込)

発売日:2003/04/23

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「裁き」を回避せよ! 『異邦人』『ペスト』に続く第三の小説『転落』が、待望の新訳で登場。

パリでの弁護士生活を捨て、暗い運河の町・アムステルダムに堕ちてきた男、クラマンス。彼の告白を通して、現代における「裁き」の是非を問う、『異邦人』『ペスト』に続くカミュ第三の小説『転落』。不条理な現実、孤独と連帯といったテーマを扱った六篇の物語からなる、最初で最後の短篇集『追放と王国』。なおも鋭利な現代性を孕む、カミュ晩年の二作を併録。

  • 映画化
    涙するまで、生きる(2015年5月公開)

書誌情報

読み仮名 テンラクツイホウトオウコク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-211410-0
C-CODE 0197
整理番号 カ-2-10
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 737円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2022/02/04

著者プロフィール

カミュ

Camus,Albert

(1913-1960)アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学(リセ)の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、1951年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。1957年ノーベル文学賞受賞。1960年1月パリ近郊において交通事故で死亡。

大久保敏彦

オオクボ・トシヒコ

(1937-2006)横浜市生れ。早稲田大学大学院仏文博士課程修了。訳書にカミュ『最初の人間』『カミュの手帖 1935-1959』、グルニエ『存在の不幸』、『カミュ=グルニエ往復書簡 1932-1960』など。

窪田啓作

クボタ・ケイサク

(1920-2011)神奈川県生れ。東大法学部卒。詩人、作家。元欧州東京銀行頭取。仏文学の訳書多数。

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